カメラ選び入門(主観編)~一眼レフ、ミラーレス、コンデジ?どれが良いの?~

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※執筆時、筆者はメーカー関係者ではありませんでしたが、
現在はカメラ関係の職にあるため、必ずしも公正な立場の記事であるとは言えません。
2014年1月時の個人的意見である事にご注意の上、閲覧頂ければと思います。

一昨日書いた記事、
カメラ選び入門~一眼レフ、ミラーレス、コンデジ?どれが良いの?~
は割と分かりやすいという事で高評価を頂きました、ありがとうございます。

前回気を付けた事として、記事を書く上でなるべく主観的意見を挟むべきではないと思いました。なので断定できる事実以外は書いていません。どうしても偏った内容を書いてしまった可能性もありますが、その場合指摘して頂けるとありがたいです。

今日は逆に、前回挙げた3つのカメラの選択について、僕がこれまで使用してきたカメラの紹介とそれを選んだ理由、主観的意見を書きたいと思います。

今日書くことの要旨はこちらです。

コンデジの少し上級の機種で写真の撮り方を学んで、最終的にはミラーレスを選んで今に至っている。一眼レフとミラーレスのメリットデメリットを天秤にかけて、自分の写真はあくまで趣味であって、必ず成功させなければいけないプロの仕事でもないので、扱いやすく、撮る過程も楽しめるミラーレスを選択している。性能について色々語っているが、結局は自分の使いたいと思えるデザイン、感触の良いカメラを選んで、とにかく撮る事が大事だと思う。

では本編どうぞ

僕が本格的に写真を趣味として始めたのは高1ぐらいの時ですが、
これまで使用してきたカメラは

  1. コニカミノルタ DiMAGE Z5:2005年12月購入、コンデジ
  2. PANASONIC LUMIX DMC-FX500:2008年7月購入、コンデジ (サブ用)
  3. PANASONIC LUMIX DMC-G2:2011年11月購入、デジタル一眼
  4. PANASONIC LUMIX DMC-GF1:2013年5月購入、デジタル一眼(サブ用)
  5. PANASONIC LUMIX DMC-GX7:2013年11月購入、デジタル一眼

の5つです。

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1.コニカミノルタ DiMAGE Z5

初めて貯金で購入した自分用のカメラで以降大学4年の冬までメインで活躍したものです。作例は[skymapnoteギャラリー]に掲載している。2011年度までの写真のほぼ全てです。

センササイズは1/2.5型、一般的な一眼レフカメラのセンササイズAPS-Cに比べると長さが1/3~4、面積で1/10程度。センサは小さいですがF2.8-4.5(ボケはセンササイズだけでなく絞り(F値)にも関係がある事はまた述べます)の明るさでボケる時はボケます(右下参照)。まあでもどうしてもセンサの大きさは決定的ですね、基本ボケは期待できません。

2008撮影 DiMAGE Z5

 

2010撮影 DiMAGE Z5

当時あまりカメラに詳しくなかった僕にとって、カメラを選ぶ基準は画素数とズーム倍率だったように思います。コンパクトデジカメが普及し始めた頃であり、時代的にも各社高画素、高倍率で勝負をする機種が多くありました。これはおそらく当時はまだ画質を重視するならフィルムカメラという考えがあったからだとも思います。ネットで公開する程度であれば今でも十分使えますが、暗所の弱さはやはりあります。光学12倍と言っていますが、望遠側の描写はかなり甘いです。ですが、絞り、シャッタースピード等をマニュアルで設定できる(PSAMモード)の使い方をこのコンデジで学び、写真を撮る基礎を固めてくれた一台である事は確かです。

ちなみに、これを購入した1ヵ月後にコニカミノルタはデジカメ事業から撤退しました。ミノルタ最後のデジカメです。

 

 

 

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2.PANASONIC LUMIX DMC-FX500

2代目は、日頃鞄に入れておくためのカメラとして選んだものです。性能というよりも、メインカメラでオート撮影は卒業していたのでコンパクトでかつ、マニュアル設定(S,A,Mモード)が使えるという条件とデザインで選びました。僕は丸いフォルムよりも角ばったものの方が好きです。このカメラ自体はあまり売れなかったようですが、コンパクトでも設定にこだわれるカメラは存在するという事です。

2011撮影 DMC-FX500

 

 

 

 

 

 

 

 

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3.PANASONIC LUMIX DMC-G2

コンデジで修業を積んで6年、満を持して購入したのが、こちらの赤いデジタル一眼(ミラーレス)でした。

理由?

ワインレッドのカッコいい一眼が欲しかったんです。

ぶっちゃけそれだけです。センササイズとか実は気にしてませんでしたし、今ほど詳しかった訳でもないので、ほぼデザインのみで決めました。頻繁に持ち運びたかったのでミラーレスという選択になったんだと思います。良いんです。要はそれでどれだけ写真を撮るかなんですから。

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4.PANASONIC LUMIX DMC-GF1

デジタル一眼にも慣れてくると、レンズ交換に興味が出てきます。そこで評判の良かった20mm F1.7単焦点レンズに目をつけ、レンズセットで中古のGF1を購入しました。3万でしたが、これはほぼレンズの値段です。GF1はサブカメラになりました。

 

 

 

 

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5.PANASONIC LUMIX DMC-GX7

一番新しいやつです。LUMIX GX1がリニューアルするという事で上のGF1とレンズを売って購入しました。GF1は半年遊びましたが、24000円で売れました。

この頃になるともう十分知識がついているので選んだのにも色々な理由があります。

まず、G2とGF1の問題点は、高感度でした。ここにきてやはりマイクロフォーサーズのセンサの弱さである暗所がネックになってきたのです。

マイクロフォーサーズというのは、ミラーレスの1つの規格で、PANASONICとOLYMPUSのミラーレス一眼が採用、センサのサイズはコンデジよりはかなり大きいですが、レフの一般的なサイズAPS-Cよりは一回り小さいサイズです。

右の写真は台湾での夜の写真ですが、P1260179池に移る台北101を狙ったものですが、手持ちだとかなり厳しい所があります。2010年ぐらいのLUMIXだと、ISO感度(高感度モード)1600以上は正直ノイズが大きいです。そうすると低感度で1/2秒シャッターで耐えなければならないのです。いくら手ぶれ補正があってもこれはキツい。そこで、選択肢としては

  • センサの大きいAPS-C(レフかミラーレス)に乗り換える
  • マイクロフォーサーズの新しいものに換える

がありました。センサが大きいカメラに乗り換えれば問題は解消です。しかし、画質と引き換えにカメラが重くなる事は必死です。ここ重要な所ですが、カメラセンサはここ最近大きく進化しています。数年前のプロモデルよりも、最新の中級レベル機の方が良いセンサを積んでいるなんて事は日常茶飯事。これが、カメラはなるべく最新のものが良いと言われる一番大きな理由です。ただ注意しなければいけないのは、この傾向はここ数年の話であるという事。ちょっと前には画素数が大きく伸びる時期がありましたが今はそうでもありません。画素数は過渡期に来ているのです。(もうこれ以上要らない。1600万画素ぐらいあれば十分と言われている)

さて、結局GX7を選んだ理由は次の点です。

  • ミラーレスの軽さは捨てられなかった
    • レフ機はやはり日常的に持ち歩くには重い。性能よりも常にもっていてシャッターチャンスを逃さない方が大事と判断した。(レフ機が候補から外れる)
  • カメラボディ側に手ぶれ補正機能がついている
    • ミラーレスは、ピント合わせはマニュアルだが、昔のレンズを付けて遊ぶ事ができる。昔のCANONやNikonのレンズも使えるので安く良いレンズを楽しみたいと思った時、カメラ側で手ぶれ補正して欲しかった。(レンズに手ぶれ補正機能が付くSONY NEXを除外)
  • 高倍率もたまには使いたい
    • マイクロフォーサーズはセンサが小さいので高倍率ズームも割と小さい、G2購入時の望遠ズームがそのまま使える。
  • ミラーレスの中ではマイクロフォーサーズは交換レンズが充実
    • PANASONIC、OLYMPUSの共同規格である事に加えて色々なメーカーからレンズが出ている。
  • 残るはOLYMPUSかPANASONICか、最後はデザイン
    • 最後はやはりデザイン。OLYMPUSは昔のカメラをモチーフにする傾向があり(PEN等)フラッグシップモデルのOM-D E-M1等よりも、LUMIX GX7の方が個人的に惹かれた。シャッター音等も重要視した。

逆に、GX7にする事で少し譲った事は

  • センサが一眼レフ(APS-C)よりは小さい事によるボケの小ささ
  • CANON、Nikonの圧倒的なレンズラインナップを享受できない
  • ピントAFはレフに比べて遅い
  • 一眼レフっぽくはない

上のメリットデメリットを全て納得する人にはGX7はとてもオススメです。

自分のカメラ所有歴を語り、今回はあまり一般的な話ではありませんでしたが、最後重要な事。写真は撮らないと上手くなりません。良いカメラを買おうとするよりも、コンデジ、極端な話携帯のカメラでも、まずは写真の基本を身に付けてから次の段階に進んだ方が僕は良いと思います。そして何よりも、自分が気に入ったカメラを見付ける事。それを持ち歩いて撮りたいと思えるものを選ぶ事。

最初から高機能のカメラをもつ事の利点も沢山あります。ですが、高級機の設定に慣れずに結局コンデジ、スマフォの方が軽くてオートで綺麗な写真撮れるじゃん!と使わなくなってしまう事も多いので、それはちょっともったいないなと思います。

仕事でカメラを使う人はとにかく一発勝負、失敗は許されません。だから重くても良いカメラを使う。それは納得です。本格的にやりたい人にとってもやっぱり一眼レフの性能はミラーレスやコンデジとは違うものです。ただ、一般的にカメラを買おうと考える人は、趣味か自分の記録のためだと思います。

カメラはとにかくオートで綺麗に写真がとれれば良くてそんなに興味はないという人には一眼レフやミラーレスはオススメしません。コンデジでも良い写真が撮れます。カメラの高級機は設定が細かかったり、極端な話たとえピント合わせがマニュアルでも、じっくり写真を撮る事を楽しみたい、もしくはそれに興味がある人は是非上級機でも好きなものを買えば良いと思います。その方が目的に合っているし皆幸せになれる。

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GX7 と CANON FD 50mmF1.8
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GX7 と CANON FD 50mmF1.8

以上、今日はとても狭いお話でした。次回はまた手広く書きます。

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