カメラ選び入門~今カメラ業界は何を争っているの?~

※執筆時、筆者はメーカー関係者ではありませんでしたが、
現在はカメラ関係の職にあるため、必ずしも公正な立場の記事であるとは言えません。
2014年1月時の個人的意見である事にご注意の上、閲覧頂ければと思います。

今日は、まさに今、カメラ業界で何が争われているのかを考えたいと思います。

たとえば、携帯を考えてみましょう。
最近各社CMで何を争っているかと考えると、やたら繋がりやすさを競っていますよね。
しかし、どれか1つだけのCMに注目してしまうと、あたかもその会社がNo.1のように思ってしまうでしょう。それは評価軸が多いからです。(どうせ都合の良い調査なんでしょう…?なんて言ってますね)

どこが良いのかを考えて宣伝に踊らされるのではなく、
何が争われているのかを俯瞰する事は意味のある事だと思います。

今日の要旨はこちらです。

最近、特にカメラ業界では・ミラーレスやコンデジが苦手とするAFの高速化、・高機能カメラの小型化、・機器連携等新しい機能の模索、が多く争われている。争っている中でどれが一番なのかよりも、選ぶカメラがどちらを目指しているのかを知る、どの方向を目指すカメラが欲しいのかを考えたい。

では本編どうぞ。

現在特に大きく争われている事は、主に3つあります。もちろん他にも戦っている所は沢山あります。

  1. ミラーレス、コンデジのAFを一眼レフに匹敵させようとしている。
  2. 高機能カメラの小型化を目指している。
  3. 新しい機能を増やそうとしている。

1.ミラーレス、コンデジのAFを一眼レフに匹敵させようとしている。

前回、ミラーレスの短所としてピント合わせの遅さを挙げました。しかし、現在ミラーレスを導入しているカメラメーカーは必死にその性能を一眼レフに近づけようとしています。

方式としては名前が色々あります。

  • CANON:ハイブリッド CMOS AF Ⅱ
  • Nikon:アドバンストハイブリッドAF
  • FUJIFILM:インテリジェントハイブリッドAF
  • SONY:ファストハイブリッドAF
  • OLUMPUS:DUAL FAST AF

多い!!!!!!!!!!この争いに表立って参加していないのはPANASONICぐらいです。激戦区ですね。これらは、主に一眼レフのAF手法と既存のコンデジの手法の組み合わせ等を行っています。まだ一眼レフには敵わないようですが、日々進歩している所です。

対して、一眼レフも追いつかれないように日々進歩しています。具体的にはさらなる高速化はもちろん、ピントの合うエリアを拡大させる事で差別化を図っているようです(多点AF等)。

2.高機能カメラの小型化を目指している。

二つ目は当然と言えば当然です。ミラーレス最小を狙うPANASONIC GMやPENTAX Qを始め、高級コンパクトと言われる機種SONY RX100やRX1、OLYMPUS STYLUS、RICOH GR、等書ききれません。
しかし、逆に、この戦いに参加しないという方針をもつカメラも存在します。どれが一番なのかではなく、そのカメラがどういう方向を目指しているのかを理解する事の方が重要な気がします。必ずしも小型化すればするほど良い訳ではなく、操作性が悪くなったり、三脚を使っても逆に軽過ぎてブレてしまう等、カメラが大きいと悪い訳ではありません。見た目のバランスも大事ですね。

3.新しい機能を増やそうとしている。

3つ目はここ最近注目されている、Wifi 接続(スマフォ転送)やGPS情報の使用、アートフィルター、自動構図切り出し等、新しい写真の遊び方を提案するものです。ここら辺も、各社新しいユーザ層を増やそうと、アイデアを出し合っている所だと思います。購入時にはこういった機能が気になる人は注目してみてください。

以上、駆け足で見てきましたが、争われる事は常に変化します。一昔前までは高画素が焦点だった時期もありました。そのカメラが業界の中で何を争っているのかを理解すると、割と膨大なカメララインナップも整理できる気がします。

なので次回は、方向性で選ぶカメラメーカーについて考えたいと思います。

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